邑の映画会 Vol. 11
体育デー |
1932年/日本/9分/35mm/白黒 |
監督:村田安司 |
今日は、どうぶつたちのスポーツまつり。どうぶつえんのどうぶつたちがあつまって、さあ、はじまりはじまり。 さいしょはサルのてつぼうだ。じょうずにできてもしっぱいしても、手足バタバタ、ハクシュカッサイ!ライオンとトラのけんどう、シロクマやカバのとびこみ は見ものだよ。 ハラハラドキドキ、みんなも いっしょにおうえんしてね。 アニメーションの おもしろい動きがいっぱい! |
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こねこのらくがき |
1957年/日本/12分/35mm/カラー |
監督:藪下泰次 |
かべにえんぴつでウマやカニ、バスやトラック、鳥や馬車などをかくこねこ。きかんしゃと 長いせんろをかくと、とつぜんかいた絵が動きだす。 ふしぎなえんぴつがほしいねずみと てんやわんやの大さわぎ。子どもはらくがきが大すきだ。 こんなえんぴつあったらいいね。邑の映画会を始めたころから上映したい とねがっていた、子どもも大人もいっしょに楽しめるアニメーション。楽しい動きがいっぱい! ©東映 |
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もりのおんがくたい |
1960年/日本/14分/35mm/カラー |
監督:神保まつえ |
農夫においだされたろばは、仕事をやめて町へと向かう。とちゅうでであったいぬ、ねこ、にわとりといっしょに歩くうち、大どろぼうの 家へとたどり着く。 4匹は協力してどろぼうたちをおどろかせようと考える。 グリム童話の話を人形アニメーションにしました。 一つ一つていねいに作られた人形を、思い切ってテ ンポを早め、コミカルに動かしています。あたたかな動きがいっぱい! ©Gakken |
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人魚 |
1964年/日本/8分/35mm/カラー |
監督:手塚治虫 |
遠い国の空想することが好きな少年のお話。 でもその国では空想することは許されていなかった。ある日少年は砂浜で魚に出会う。 水にはなすと魚は美しい人魚に姿を変えた。少年は、人魚と空想の世界で遊ぶ。 波、風、 水、泡、光、、、を描いて動かしてイメージの世界を表現する。 監督はアニメーションは「物の動きを追求する芸術」という。生きている エネルギーを感じさせる動きがいっぱい! ©手塚プロ |
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ちいさな星の王子さま |
2002年/フランス/7分/ブルーレイ/カラー |
監督:ゾヤ・ トロフィモヴァ |
とても小さな星に住む、 とてもちいさな王子さま。王子さまはきれいずき。今日もあさからパタパタ、サッサとおそうじします。 空を見ると、あら、たいへん!おひさまがよごれています。王子さまはおひさまをきれいにしようと、ブラシでゴシゴシこすったり、あれやこれやと考えていっしょうけんめいおそうじします。 手がき(紙)のアニメーション。ユーモラスな動きがいっぱい! ©Folimage Studio 提供:オフィスH |
お坊さんと魚 |
1994年/フランス/7分/ブルーレイ/カラー |
監督:マイケル・デュドク・ ドゥ・ヴィット |
一匹の魚を見つけた修道院のお坊さん。釣り竿や網などいろいろ道具を持ってきて、捕まえようとするがなかなか捕まらない。 来る日も来る日も昼も夜も魚を追って、お坊さんはいったいどうなるの? 強いタッチで描かれた絵は、余分なものを捨て去り見事なまでに 美しい。 邑の映画会きっての念願の上映だ。 アルカンジェロ・コレッリの「ラ・フォリア」の旋律にのって、コミカルな動きがいっぱい! ©1994 FOLIMAGE |
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魔法使いのおじいさん |
1979年/インド/88分/35mm/カラー |
監督:G・アラヴィンダン |
「映画とは、こんなにも楽しく、すばらしいものだったのか」とため息をつくほどです。動植物が豊かなインドの南の村に、不思議なおじいさんがあらわれた。 子どもたちは遊んでいるうちに おじいさんから魔法をかけられてしまう。大人も子どももいい映画をいっしょに見たい、そう願っている「邑の映画会」がインドから直接、上映の許諾をもらいました。 映画ファンには今も「幻の映画」として語り継がれている傑作です。 ©GENERAL PICTURES プリント提供:国立映画アーカイブ |
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FOUJITA |
2015年/日仏合作/124分/DCP上映/*PG-12 |
監督:小栗康平 |
1920年代、藤田嗣治は「乳白色の肌」で裸婦像を描いて、パリで大人気を博した。浮世絵のように平滑で、うつくしい線描は、それまでの西洋絵画にはなかったものだ。 油画の本場で、明治生まれの日本人フジタはどう闘ったのか。そのフジタは、戦時の日本に帰って「戦争協力画」を数多く描いた。 才能あるがゆえに抱えた成功と矛盾。伝記ではなく、今の私たちにフジタなるものを引き付けて描く。 オダギリ・ジョー主演。 ©フジタ製作委員会 |
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