邑の映画会 Vol. 4 |
2011年11月3日(木・祝) 群馬県邑楽町立中野小学校・ 体育館にて、 が開催されました。 開場 12:00pm、 上映 12:30pm 子どもゆめ基金助成活動 ワークショップ 「映画の始まりを体験しよう」 10:00 [受付9:30/小・中学生対象/参加費無料 /定員制/申込みは事務局まで] 講師 郷田真理子 東京国立近代美術館フィルムセンター技術スタッフ チラシ(表,PDF)を表示 チラシ(裏,PDF)を表示 |
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上映作品・日程 | |||
12:30 アニメーション映画 ≪エジソン初期短篇集≫ ≪プラス50000年≫ ≪楽しいサーカス≫ ≪どっちにする?≫ ≪頭山≫ 13:20〜 休憩 13:35 講演「小津映画の魅力」 映画監督 小栗康平 14:15 劇映画≪東京物語≫ 16:31 終演予定 |
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入場料・整理券 入場料無料 (整理券がなくても可。直接御来場ください) お問合せ 邑(むら)の映画会実行委員会事務局 Tel. 0276-89-0010 整理券取扱い 邑楽町公民館 おうらヤングプラザ 長柄公民館 板倉町教育委員会生涯学習係 明和町中央公民館 千代田町民プラザ 大泉町文化むら 館林・西の洞 シネマテークたかさき NPO法人スピリットネットワークぐんま |
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感じる力 無限に拓く 加藤一枝 | |
作品の紹介 |
エジソン初期短篇集 | |
1890年代/アメリカ/上映時間 3分 | |
エジソン社 | |
たくさんの発明をしたトーマス・エジソンは、映写機も作りました。 1897年の『燃える馬小屋』など、映画発明期に作られた、映画史上貴重な実写映画6本を上映。 |
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プラス50000年 | |
1961年/日本/上映時間 10分 | |
監督/鈴木伸一・案/横山隆一 | |
昔、クジラは四足で歩いていたという。でも、海に・・・。さて、人間は、これからどうなっていくのかな?地球の進化をたどりながら人類の過去と未来を描いた、風刺SFアニメーション。 | |
楽しいサーカス | |
1951年/チェコ/上映時間 12分 | |
監督/イジー・トルンカ | |
テント小屋にあかりがつくと、たのしいサーカスのはじまりはじまり。アシカやくまの曲芸、人形がくり広げる空中ブランコ。切り絵のアニメーションはトルンカ独特の色づかいで、美しい。 | |
どっちにする? | |
1999年/日本/上映時間 10分 | |
監督/山村浩二 | |
誰にでもあるよね、迷うこと。床屋さんと歯医者さん、あっちにする?こっちにする?どっちにする?と考えるこのお話は、日本とアメリカの子どもたちが参加して作られたアニメーション。 | |
頭山 | |
2002年/日本/上映時間 10分 | |
監督/山村浩二 | |
ケチな男が道に落ちているサクランボを拾って、もったいないと種まで食べた。すると、男の頭のてっぺんから芽が生えて・・・。落語をもとにしたお話。 | |
東京物語 | |
1953年/日本/上映時間 136分 | |
監督/小津安二郎 | |
世界中の映画人から深い尊敬を受けている小津安二郎監督の至高の作品。尾道に住む老夫婦が久しぶりに、東京で暮らしている子供たちを訪ねていく。家族として生まれ、生きて、死んでいく、私たちの人生の尊さ、美しさ、悲哀、、。 |
映画の始まりを体験しよう
〜プラキシノスコープでアニメーションを動かそう!〜 |
「プラキシノスコープ」は、鏡を使い、残像によって絵が動いているように見えるアニメーションの装置。フィルム映画の生まれる少し前に、フランスのエミール・レイノーによって考案されました。 このワークショップでは、昔の資料をもとに郷田さんが再現した「プラキシノスコープ」に実際に触れて、子どもたちが12コマの絵を描き、アニメーション作りに挑戦!映画が動いて見えるしくみや映画の歴史を、体験しながら学ぶことができるプログラムです |
プラキシノスコープ(その1) |
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【いろいろな装置】 | |||
プラキシノスコープ(その2) |
ソーマトロープ |
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フェナキスティスコープ |
ゾートロープ |
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【講師】 郷田真理子(東京国立近代美術館フィルムセンター技師スタッフ)) 【進行サポート/機材教材準備】 山本・田辺(チャイカ・ムービーズ/学研教育出版) |
邑の映画会 かわらばん より |
■ 第4回邑の映画会の感想 | |
≪子どものまなざし≫ ・すごかった。私は子どもスタッフでした。また来年も子どもスタッフとしてきたいです。 (有萌ちゃん) ・昔の映画なども見られて、おもしろかったです。(きょうこちゃん) ・とてもたのしかったです。お手つだいもたのしかったです。(さきちゃん) ・頭山のサクランボを食べる「ポリッ」や「ボソ」の音がいい!(さつきちゃん) ・頭山がすんごくおもしろかった!あの人の口ぐせが「もったいない」がよかった。(りなちゃん) ・エジソンの短編で、ちょいグロイ所があり、ちょっと残念。心に残ったのは、頭山で、頭に、木がさいたのがおもしろかった。(さやかちゃん) ・頭山がおもしろかった!来年もスタッフになりたい。(マリアちゃん) ・頭山がたのしかった。(たくくん) ・頭山がおもしろかった(せいやくん) ≪おとなが見まもる≫ ・めずらしい作品がいっぱいで、おもしろかった。子どもたちが頑張って、そして楽しそうで、こちらも楽しくなりました。(渡辺さん) ・場所がわかる、物があってソンザイ感がある。動かないもの、を見る映画。現代は恐ろしく動いているし、あっという間に壊している映画。「頭山」が難しかった。頭空っぽにして、感覚で見るといいのかな?(白戸さん) ・映画館でないのがまたいいですね。東京観光のバスの中のシーンは面白かったです。撮影はどうしたのでしょうか(上遠野さん) ・日常見えなくなってしまった「物」を深く静かに見つめる機会を与えていただいたように思います。慌しく流されてしまっている「一番大事」なものを、ゆっくり考えさせていただいて感謝しています。(山田さん) ・ふだん見ることのできない映画を見ることができて、本当にありがとうございました。毎年楽しみにして います。遠くから来たかいがありました。スタッフのみなさんありがとうございました。(加藤さん) ・この映画会が4回目をむかえて今後も継続されることを切望します。(遠藤さん) ・子どもたちのパワーと本当に映画好きの皆様の結束力にいつも圧倒されています。積極的に参加しないとなかなかこういう時間がありません。ありがとうございました。また次回を楽しみにしております。(小暮さん) ・映画の歴史を学ぶアニメは、物が動いて物語になる過程がわかり勉強しました。しかし一番の期待は小栗監督の分かりやすい解説付きで名作「東京物語」をまたまたみられる事でした。映画監督が演出のノウハウを交えて小津監督の評論と映画を見られる至福の時でした。前回もそうでしたが、子どもも楽しめる清水監督の「有りがとうさん」の作品を取り上げる企画は、楽しみです。大人も子どもも楽しめる映画祭、今後とも期待しております。ありがとうございました。(野木村さん) ・邑の映画会の開催に、いろいろご苦労があったことと思いますが、子供たちの将来のため、感性豊かな人づくりのため頑張ってください。ボランティアの皆さんのご活躍を期待しています。(金子さん) ・とてもよかったです。また来年もぜひ来たいと思っています。小栗監督のお話、そして「東京物語」が本当に心に響きました。(降旗さん) ・いつも加藤先生始めスタッフの皆様の御苦労に感謝しております。毎年楽しみにしています。私も家の事情などでなかなかお手伝いが出来ませんが、本日もありがとうございました。近いうちにお仲間になれたらと思っております。(藤沢さん) ・しみじみと心が洗われたような清々しい気分です。見るたび思うのですが言葉づかいにとても良い勉強になります。(山野井さん) ・料金を取るべきだと思う。善意は実行する手段をもって初めて可視化する。(西東京市の方) ・音声トラブルによる休憩時間に記入。小栗さんのお話がとてもよかった。小津作品への理解が深まり ました。関連するかどうか、チェーホフを再読したいです。(赤坂さん) ・東京物語、楽しいサーカス、どっちにする、小栗監督の話、ワークショップ参加しましたよ。 みんな良かったです。(森さん) ・期待していたのだが、途中で声が出なくなり残念です。最高によかったです。来年も来ます。(栗原さん) ・懐かしい思いで鑑賞しました。タイムスリップしたみたいでした。(島田さん) ・私の母親は94歳。親孝行をしたいとしみじみ思いました。(飯塚さん) ・ご苦労様です。東京物語途中で音声とぎれましたが、想像で見るのも悪くはありませんでした。 これも小津作品だからでしょうか。小栗監督の作品も似た感じを受けたことがあります。 講演身に染みました。(須藤さん) ・うごくもの、うごかない場、ものとの関係、出会ったか、感じたか、価値観、熱い心の伝わる、深くうなずけるお話でした。貴重な「エジソン」のフィルム、「どっちにする」子達の目線が感じられたのがいいです。「頭山」ユニークで痛快、「東京物語」夫婦の心情、ゆっくり、しみじみ、淡々と心打たれる名作です。ありがとうございました。楽しい時間でした。(大川さん) ・頭山表現力が良かった。(青木さん) ・4回目も大変楽しく見させていただきました。スタッフのみなさんのご苦労に感謝いたします。東京物語、大変良かったです。ありがとうございました。来年もどうぞよろしく、楽しみにしています。(大沢さん) ・今年で3回目の参加になります。大きな画面で素晴らしい作品が見られる事、いつも楽しみにしています。私ごとですが、昨年母が長年やっていた商店をやめ、今それを片付けています。小栗監督と、「人と物との関係」とても心にしみました。少し時間をかけて自分で考えてみたいと思います。来年も楽しみにしています。 力になれることはやっていきたいと思います。(小熊さん) ・4回目の上映おめでとうございます。そしてありがとうございます。皆様の御努力でいい作品とたくさん会えました。来られてよかったです。小栗監督のお話心に届くいいお話で、映画をよりいっそう楽しく味わい深く堪能しました。(赤坂さん) ・東京物語本当によかったです。今忘れられている日本人の心を思い出しました。今も日本がこの心を忘れなければ、これからの日本はもっとよくなると思います。ありがとうございました。(荒井さん) ・東京物語、楽しいサーカス、どっちにする、小栗監督の話、ワークショップ参加しましたよ。 みんな良かったです。(森さん) ・昭和28年と知り、昔懐かしい画面を見ることができました。ありがとうございました。(斉藤さん) ・大変良かったありがとうございました。(櫻井さん) ・一生かなわないと思っていたエジソンの短編集が見られて感動しました。このような映画を、上映して下さった加藤さんのエネルギーにも頭が下がります。また、スタッフの皆様の御努力に感謝申し上げます。東京物語は、淡々と日常を描く中に人間の心の機微と親子の情が浮きぼりにされていました。特に笠智衆さんの演技と原節子の優しさと美しさが印象的でした。 ・小栗監督の話を聞いたので、見る眼、見方が違って見られたが、今、修理が始まって見えない、何も見えない。 ・小栗監督の話が楽しみで毎回参加しています。お話を聞くことができました。 ・毎年来ています。良い会です。小栗監督のお話を聞いていて、動かないもののある風景や、ありがたさ等の事を考えながら、東京物語を見ました。 ・風景、懐かしい映像、カメラローアングルの撮り固定、人の方が動いている。 ・とても素晴らしい映画でした。又お願いします。 ・いろいろな映画を見ることができてよかったです。東京物語を楽しみにしておりました。来年も来てみたいです。ありがとうございました。 ・昭和20−30年代,大泉町には松竹系、大映系の映画館が2つもありました。明治生まれの祖母、父、母はよく映画に連れて行ってくれました。この映画を見るのは3回目ですが、また新しい感激です。ありがとうございました。 ・東京物語は小栗監督の話のあとだったので、とても有意義でした。 ・感動しました。毎日を大切に生きて行きます。 ・楽しく見させていただきました。東京物語は色々考えさせられる映画でした。よかったです。 ・よかった。東京物語期待していたとおりでした。 皆様の感想です。途中音声が絶たれ、無声で上映した時間がありました。修理でストップし、暗闇もありました。これらも含めて、邑の映画会を見ていただきました。上映の再開を待つ皆様の穏やかな心に、映像の力と、暗闇の中で皆で一つの方向に向き合う豊かさを思いました。ありがとうございました。 |
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■ 第4回邑の映画会ダイジェスト | |
@ 邑の映画会ワークショップ大盛況でした。 「映画の始まりを体験しよう〜プラキシノスコープ でアニメーションを動かそう! A 12コマの絵を描き、アニメーション作りに挑戦! 「あっ!ぼくの絵が動いて見えた。」 名作の数々!?! |
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B 子どもの活躍を大人が温かく見まもり、 一緒に喜びます。 C 元気いっぱいの子どもスタッフたち! いろいろな年代の子が集まってワイワイ。 子ども映像スタッフ募集中。 大きなスクリーンと手作りの会場で、今回も 素敵な時間をみなさんで過ごせますように。 参加待ってます。 |
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