邑の映画会 Vol. 6 |
2013年11月3日(日曜、祝) 群馬県邑楽町立中野小学校・ 体育館にて、 が開催されました。 開場 12:00、上映 12:30〜 チラシ(表,PDF)を表示 チラシ(裏,PDF)を表示 |
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上映作品・日程 | |||
12:30 アニメーション映画 《真夜中の大冒険》 (チェコ、監督/ブジェチスラフ・ポヤル) 《イリュージョン?》 (カナダ、監督/フレデリック・バック) 《岸辺のふたり》 (イギリス=オランダ、監督/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット) 《おこんじょうるり》 (日本、監督/岡本忠成) 13:50 講演「見ようとする意志」 映画監督 小栗康平 14:40 劇映画《生まれてはみたけれど》 (日本、監督/小津安二郎) |
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入場料・チケット 大人 1,000円(当日1200円)、 子ども(高校生以下)300円/幼児無料 チケット予約・問合せ 邑(むら)の映画会実行委員会事務局 Tel. 0276-89-0010 |
作品の紹介 |
真夜中の大冒険 | |
1960年/チェコ/13分/35mm/カラー | |
監督/ブジェチスラフ・ポヤル | |
しずかなクリスマスの夜、おもちゃばこのつみ木がとびだして、クルクル、カタコト動きます。つみ木の駅長さんは、木でできたきかんしゃ君と大の仲良し。でも、そこへ、あたらしい列車があらわれて、きかんしゃ君を、ポイッ!ほうりなげてしまいます。そのあと駅長さんはまどからそとへおちてしまい、スピードをあげて走ってくる列車に・・・。子どもたちがスヤスヤねてしまったあとの、夢のようなできごと。 | |
イリュージョン? | |
1975年/カナダ/12分/35mm/カラー | |
監督/フレデリック・バック | |
森や野原で遊ぶ子どもたちの前に、とつぜんあらわれた、まほうつかい。木や森をエイッ、とビルや道路にかえてしまう。でも、そんなのいや!と子どもたち。「しぜんの大切さをつたえるようなすごいえいがで、子どもにもおとなにもしぜんがもっと大切にできそうだからです」と子どもがえらびました。光・風・水・土・・・花がさき、魚がおよぎ、子どもの声がこだまして、いなかの小さな学校の、たのしい休み時間のできこと。 | |
岸辺のふたり | |
2000年/イギリス=オランダ/8分30秒/35mm/カラー | |
監督/マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット | |
「ひとりの長い一生の時間を、ほんの数カットのイメージに凝縮して描くことは、わたしにとってひとつの挑戦でした。」と、監督は言います。風の吹く日も雨の日も、別れた父親を思い岸辺に向かう女の子。やがて娘になり母になり、年老いて・・・。オランダの大地に描かれた人と人との結びつき。私たちはどれほど多くのことを思い描くことでしょう。
広島国際アニメーションフェスティバル・グランプリ |
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おこんじょうるり | |
1982年/日本/26分/35mm/カラー | |
監督/岡本忠成 | |
何をやってもうまくいかないイタコのばばさまと、じょうるりをうなって病気をなおすふしぎな力をもったきつねのおこんとの、なんともあたたかい話。二人はなかよくいっしょにくらし、助けあって村の人やお城のお姫様の病気をなおします。ところが・・・。邑楽町の長柄小学校に講演に来てくださった、さねとうあきらさんの創作民話「おこんじょうるり」をもとに作られた人形アニメーション。
教育映画祭最優秀作品賞・文部大臣賞 |
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生まれてはみたけれど | |
1932年/日本/91分/35mm/白黒 | |
監督/小津安二郎 | |
自分たちの父親は世界で一番偉いと思っている二人の小学生の兄弟。でも、ある日会社でペコペコする父を見てしまい・・・。子どもの言い分も大人の立場のそれも、それぞれにとっては、大きな解決しがたい問題。でも、見かたをかえれば、見えることもまた変わる。やわらかくもなる。音もない声もない映像、暗闇の中で、皆で、同じ方向を見る。見事に完成された表現は、小津監督初期の作品で、世界的にも、日本映画会でも不動の地位を獲得した。 |